床矯正研究会(主幹・鈴木設矢先生)の考え方、治療方法を基本として治療しています。
床矯正の「床」とは入れ歯のことです。床装置(入れ歯のように取り外しの出来る装置)を用いて、顎を拡げて歯をならべます。
次のことを念頭に置き治療にあたっております。
@歯は抜きません。
歯を抜けば、口腔の機能は低下します。その結果、顔の骨の発育が抑制されます。
本来抜いてよい歯はありません。抜かずに、顎を正常な大きさにする事を目標とします。歯列不正は、顎と歯の大きさの不一致から生じる。つまり、顎が小さいから歯が並ばないと考えます。
A未発達な顎を床矯正装置により適切に拡大し、歯を移動することにより解決します。
場合によっては、形状記憶合金のワイヤーで治療を行います。
B歯を動かすスピードは、患者様が決めます。
床矯正装置の可動条件、装着条件は、患者様の生活環境、社会環境にあわせて設定します。ただし、装置のネジを巻かなかったり、決められた装着時間を守らないといつまでたっても治療は終わりません。
C良い顔を育成することが目標です。
Dできるだけ金銭的負担を少なくしたいと考えております。
まずはご相談を
「おおごと」にならない前に手当てするのが近道です。「おかしい?」と思った時が治療開始のタイミングです。早期に治療を開始すれば、装置の数も少なく費用も時間もかかりません。